薄明の頃 ヒグラシに想はれ

July 13, 2006

Posted by: takita
さくら荘から

早朝5時。ふと目覚めて聞こえてきたヒグラシの声。ヒグラシのかなかなかな…という声は、なんだか心地よく、とてもせつない。

スギ林によく生息するヒグラシ。つまり今の「ニッポンの田舎」の典型の中にヒグラシはいる。都会にずっと住んでいる人だったらこの声を知らないという人もいるかもしれない。ヒグラシの声に「夏休みに訪れた田舎」を想起させる人も少なくないと思う。薄明の頃、日暮の頃、やさしいヒグラシの声に時が遡られ、「あの頃」の原風景が蘇る。

あとひとつ。実はヒグラシの声はとても大きくて、間近で聞くと「せつなく」は感じない。田舎の人間の住まいは、ヒグラシが生息するスギの山から少し離れた場所にある。その山と住まいとの距離が、ヒグラシの声をせつなくしている。近すぎてもだめ。遠すぎてもだめ。「向こう側」から聞こえてくるヒグラシの声は、山と住まいの距離を表象している。

つまり、せつなさとは時間と距離なのだ。
せつない風景があるとするなら、それは時間と距離からなっている。

夜涼の隅で

July 11, 2006

Posted by: takita


昨晩。絵本ソムリエ・あやや(どう?)とイムズで某展示の打ち合わせ。のあと食事を経て神戸帰りのニシムと合流。ひさしぶりにソネスへ。メグミさん@ソネスも合流しての楽しい夜。原田さん姉妹の写真集「ツーリズモ」が7/1に発売されたということでちと拝見。姉妹だからこその距離感。愛ある筆感。ひじょうにあったかいブックレットとなっておりました。よいですよ。うん。

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とうとうスタート。宮川さんたちのNPO
http://www5e.biglobe.ne.jp/~soap/
明日はレセプション。楽しそう!行けないけど!

病院サロン

July 07, 2006

Posted by: takita


小国の某病院に検査に行きました。朝から行ったらおじいちゃんおばあちゃんがたくさん。(中には元気そうな人もたくさん)。受付を済まして待ってると「N先生でしょ。先生は午後からなので、午後一番でいらしたらどうですか?」と看護婦さん。実はNはぼくの高校の同級生。なぜそれを知ってんのか不思議に思いながらとりあえず帰宅。

午後に再び来院。今度は違う看護婦さんから「お兄さんって○○病院ですってね」と。兄貴は内科医をやっていて。なぜそれを知ってんのか不思議…もつかの間、隣りのおばさんから「結婚なさったんですってね。うふふ」と。なぜそれを…というかなぜぼくを…というかあなたはだれ!
という感じで自分の体調より病院に見る田舎の縮図が気になった。病院をどうにかしたら、まちは変わる。たぶん。

写真:子供が産まれる夢を見たので思わず作ってしまったらしい。