午後から駒沢大学の学生4名が訪ねてきました。ラボのことや杖立の観光のことが講義の課題になっているそうで。九州にかかわらず最近はこんな感じで学生さんたちが訪ねてきてくれます。来週には京都大学から。うれしいことです。わざわざ来てくださるんで何か得るものがあればいいですが。ぼくもがんばらないと。

その後、某高校へ。総合学習のやつです。情報処理部の生徒から今の子たちがどれくらい知識を持っているのかを把握して、パソコンがどんなもんか確認するためです。行ってみてびっくり。新品のPC40台がズラッと並んでいました。ネットに繋いでみてさらにびっくり。ほとんどのブログが見れないのです。jugemも。エキサイトブログも。その他もろもろ。つまりブロックがかけられているのです。ブロックをかけている理由が表示されるんですが、それは一言「掲示板」と。おいおい。ここのよに独自に構築しているものは見れるのでつまりはドメインを指定しているのでしょう。学校側がブロックかけているわけじゃないので余計厄介です。さらにmixiも見れません。こちらの理由も「掲示板」だから。SNSの雄?orkutはどうかと見てみたらこちらもダメ(久しぶりに覗いてみたら日本語が表示されてる。。)。理由は「出会い」と表示。まぁ確かに当初は「googleが出会い系サイトを作った!」なんてニュースが流れたんで分からんでもないですが。。んじゃぁごろっとやっちろ(全国で初めてSNSを地域スケールで取り入れたもの)はどうかと言えば見れます。授業で体験してもらおうと思ってただけに残念ですが、そんなことよりどうなんでしょうこんなんは。必要なんは情報インフラじゃなくて情報思想インフラなのかもしれません。これらのインフラの基でいったい「何」が学習できるのか、疑問を少々。

夜はPホールへ。財政が厳しくなる中運営をどうにかしようとチームを作り、話しあいを進めています。今日は2回目ってことでワークショップ形式でみなさんの意見をあげてもらいました。自分の中では「こうしたらいい」というのがあるんですが、こういう営みの中ではそれはさして重要ではないのです。さして重要ではないというのはそういう「アウトプットの内容」はある程度の水準であればどれでもいいのです。(と言ってしまってもいいのです。)一番重要なのは、そのアウトプットを「どう実現するのか」ということ。今回もそれで頭を悩ませています。大学の中でも「デザインは何がいいか」というアウトプットの質を問うた授業はよくありますが「デザインを実現するための(及び選択する時の)ノウハウ」を訓練する授業は少ないように思います。今必要とされる発想はそういうとこだと最近特に考えます。プロがどんなに正解だと主張しても、生活者が正解と認めない限り正解になり得ないのが日常のリアルです。プロでさえいろんな人がいるのがリアルです。ぼくが生まれる前からこんなに「正解がいくつもある」世の中だったんでしょうか。なんてことを疲れ切った時は考えてこんでしまいます。

んーと写真は一昨日の結婚式で撮ったもの。おめでとう。