はい。特別な平日。です。エコポとは正確に言えば、これくらいの大きさが作れる「製作キット」の名前になります。エコポという名前で販売されている(されていく)もので、「土」「石灰」「わら」が1つのセットになって販売されます。それを水でこねこねして乾燥→完成、という感じです。



サンプルです。学生たちが作ってきてくれました。



外でも学生はがんばってます。ここでミキサーにかけたものが、みんなのとこに…



でーん。今日は特別。(なぜなら特別な平日だから)。エコポより大きなものをつくります。みんな夢中になって作ってました。



あ、ぼくも。こんな感じで。

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予定通りの20名強の参加。やっぱこれくらいの人数がいいのかもしれない。今回は学生がほんとにがんばってくれました。おつかれさま。ありがとう。

さて。エコポの魅力って何でしょう。
ゴミにならない(土に帰る)・植木鉢内土壌水分の調節効果がある…などの環境との関連からなる価値はもちろんありますが、より普遍的なプロダクトの在り方という切り口から言うと「同じだけど同じじゃない(材料=素材は同じだけど、最終的なカタチはそれぞれ違う)」「みんなの目に付くものを自分で作れる(自分の部屋にも置けるけど、広場など公共性の高い場所にも置ける)」というところでしょうか。前者は「素材の加工レベルをパッケージング化した」という点から、後者は「素材が有する汎用性」という点から見出される価値です。つまり、「素材」に着目すること自体が最終的な「カタチとの接し方」の可能性を担保する、とも言えます(ある意味、当たり前のことを言ってます)。

まだまだ世の中には素材がたくさんあります。アイディアが浮かばない時は素材とにらめっこすると思い浮かぶことがあるかもしれません。最初の素材が加工されて次の素材が形作られる。そしてさらに加工され、最終的(だと思われている)カタチに落ち着く。そういうプロセスとにらめっこするわけですね。普段にらめっこしているのは素材の特性を明らかにしたい人たち(化学者とか工学者とか呼ばれている人たち)だから、そこにユーザー(買い手と売り手とあえて言いましょう)との関連性を落とし込む。とどのつまり、そのフィールドがお得意なのはデザイナーと呼ばれる人たちに違いありません。

んで何を言いたいかというと、エコポの魅力つうより「そういう営みを社会的に創り出すこと」自体が欲されているよな最近。ということで。そんな「社会的な仕組み」があると(意識化されると)もっとハッピーな世の中になるよな気がする。まぁぼくが興味あるのはその中でも「人間らしい痕跡」みたいなものだけ?だけど。とりとめもなく。おわり。