おくればせながらの報告
October 24, 2006
Posted by: takita
寝たい。もとい、シンポジウムに来てくれた方々、ありがとうございました。予想以上の人数ではあったのですが、(ぼくはともかく)なかなか集まることのない大御所の方達と接するチャンスだっただけに、もうちょっと広報されていてもよかったのかなぁって感じです。これからはぼくと毛利さんだけ残して4ヶ月に1度程、シンポジウムは続いていくみたい。今後にこうご期待。
今回は最初とあって、アウトラインをこちょばく?辿ったような話でしたが、徐々につっこんだ話になっていくでしょう。というか、とっとと「リバーウォーク・コミュニティ協議会」のような会を、芸術劇場・リバーウォーク・北九州市美・北九州在住アーティスト数名・リバーウォークに入っているテナントから店長数名・北九州市(芸術文化担当部局)・朝日新聞・NHK・専門家(アートマネジメント分野(演劇に強い人)・まちづくり分野・広告分野・芸術文化行政に強い分野?)から代表者(ゆるいけど、しっかりした人たち)を選抜して作ればいいのかもしれませんね。
それをNPO(もしくはLLP)まで育たせることを目標に、若手のアートマネジメントに興味のある人達・キュレイター志望者を雇用し、文化芸術振興基本法や創造都市論の系譜も踏まえつつ、リバーウォークのハコとしての何かしらの提案・遂行にあたる。例えば、(アートゾーンではなく)商業ゾーンにミュージアムショップをつくるとか、当日話したけど、既存の教育スキームにのっとった教育機関(大学等)のサテライトではない、今の学校では教えてくれないことを教える学校を作るとか、そういう具体的なプロジェクトを確実に遂行していく。その一環としてシンポジウムがあればいい。
リバーウォーク全体をアートセンターに見立てていくようなノリですね。キーワードの1つは「演劇」でしょうか。「アートセンターを作ろう!」ていうより、結果的に「(専門家から見れば)アートセンターになってるじゃん」というくらいがいい。長い目で見れば、それはリバーウォークおよび関連機関のブランディングになり得ると、ぼくは感じています。目の前のモノにアートが染み出していくような…(つまりそれは一般的な「アート」ではない) 田舎だろうと都市だろうと、これからはそういう「文化的インフラ」が必要な時代です。
と、当事者だからこそ分かる(制度上の)困難さは棚に置いて、勝手に書いてみましたが…
最終的にそういう流れになり得るでしょうか。どうでしょう。アートの表現というフェーズで見ると、北九州はすでに充分面白い。人材もある。従来までの展覧会とかそういう形式は、周りに任せておけばいい。足りないのは、アーティストの表現を制度の面で支える芸術文化行政およびシステムのノウハウと、住民(あるいは消費者・ユーザー)向けにそれを発信および遂行する主体およびノウハウです。リバーウォークはその核となる空間的素養(機能および立地条件)を備えています。それを活かして欲しいと切に願います。
シンポジウム後、毛利さん、宮川さん、古郷さん、こずえちゃんとA.I.Kの定例会。巻き込まれ… 略。来年楽しいことがありそうです。北九州に帰りたくなっ… 略。で、A.I.Kでググってたら、こんなサイト見つけました。に、似てる。笑
ちなみにリンク切れしてるアートオンラインは、このサイトですね。古郷さんは、MOMA出展(作品のスクリーニングとシンポジウム参加)が決まったとか。すげぇ。にしてもまじうまかったな韓国料理。お店の名前なんだったっけ。。
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そうそう。mixiで再会した高校の同級生がシンポジウムにわざわざ(こっそり)来てくれて。彼は週に一回熊本に戻って、「さいたさんの金曜天気」なるNHKの番組のキャスター始めたみたいです。当時の(いやらしい)さわやかさそのままに、お茶の間のマダムキラーとなること受け合いです。熊本に住んでる方はぜひぜひご覧下さい。彼の(マニアックな)ブログはこちら。