そうさ こんちくしょう
July 06, 2006
Posted by: takita

これ、詩人・宗左近(そう・さこん)氏の名前の由来です。多忙のためメールをチェックできない状況が続いていて、その中に宗氏が亡くなったとの知らせが。。
心よりご冥福をお祈りもうしあげます。。
+
宗氏の名前を初めて知ったのは高校生の時。本屋で手にしたアラン著「幸福論」が最初だった。
訳者である「宗左近」という名前をみて変わってるなぁと頭の隅っこに残っていた。「幸福論」自体も当時のぼくにとっては新鮮だった。「咳をとめるためには、咳が出そうな時に唾を飲み込めばいい」とか「キモチが不安定なのは、赤血球が少ないから(多いからだっけ?)。赤血球の量は定期的に増えたり減ったりするから…」とかそういうことが書いてあったと思う。たしか。
心身二元云々とかそういうのは抜きにして、自分の「キモチの不安定さ」を自分の「キモチの及ばないところ」に原因を求める哲学、それも極めてシンプルな「幸福」への導きをまとめた良著だったように記憶している。
その後宗氏はぼくの記憶から薄れ、再び名前を目にしたのはロラン・バルトの「表徴の帝国」。当時記号論に興味があったぼくは、関連書籍を片っ端から読んでいた。その中で特に興味深かったバルト著書の翻訳者が、宗氏だった。「エッフェル塔」もそう。宗左近の名前を目にしたとき「幸福論」がフラッシュバック。宗氏のことをいろいろと調べるようになる。詩人と知ったぼくは、宗氏自身の作品にも興味を持つようになる。さらに氏は北九州の戸畑区出身。当時戸畑に住んでいたぼくは、勝手にえにしを感じたものである。
以前、別のとこでも書いたけど、宗氏の言葉で印象に残っているものがある。ロラン・バルトの規定を引用した一節:『後衛とは、何が死んでいるかを知っていながら、なおそれを愛する者のことである』。
何が死んでいるかを知っていながらさらに前を観てるのは、「前衛」ですね。歴史を動かしてきた価値観(それは「神」と言われた時代も)が死んでいるかどうか、そんなことも考えずに無邪気にほいほい生きてやしませんか?みたいなことが書いてありました。とても、らしい、引用ですね。
某専門学校でグラフィックデザインを教えている知人からの悩み。
「おれの周りにはデザインを知らずにデザインできると思ってるやつが多すぎるぜ!」とのこと。(ちょっと脚色)
宗氏の言葉を借りると、「何が死んでるか」を考えずにほいほい生きてる人たち、という感じなのかな。
仕事を投げたら自分の中での「それっぽいかっこよさ」で処理してしまうんだそうで。なんとなく「一般的にオシャレな感じがする」だけだと。それでかっこええ!と思えればいいんだけど、プロから見て伝わってくる要素(意味)がない。知識がない(つまり何が死んでいるのか、自分なりの答えを出そうとしていない)もんだから、結果的に誰かの亜流になってることさえ気づかないと嘆いておりました。
なんつうか。ぼくは歳を重ねることで?そういう人たちはそういう人たちでいいのかなって思えてきたんだけど(幸せそうだし、プロじゃなければ分かんないとこもあるし。まちづくりという文脈の中で一人の住民と思えば…)、でもう〜ん…やっぱりがつんとくる人たちと会いたいし、仕事をしたい。かな。一人の人間として。「今、何が死んでいるのか」 常にこの境遇に立ち返ることはいつまでも忘れずにいたいものです。自戒もこめて。
ぼくは何を学んだのか
July 05, 2006
Posted by: takita

いやぁ…終わりました。7月2日。大変でした。今回ばかりは無理…と何度も何度も思いましたがどうにかなりました。なぜどうにかなるんでしょう。毎度の如くどうにかなりました。まぁいいのかな。明らかに3kgはやせました。ぺーぺーの自分に降りかかるプレッシャー。今眠っちゃったら終わり。途中で事故ったら終わり。周囲に(特にマユミに…)心配かけながら過ごした数日。思いやり足りない作業の振り方にも関わらず手伝ってくれたみんなありがとう。。心から感謝。
食事会、レクチャー、展示、の3つを同時に企画・運営。食事会には東京からは○い大の美○学部長さんたちや鳩○○夫衆○院議員さんや…福岡からは○○市長さんや県議や市議やアビ○パ社長さんや博○座社長さんや九○社長さん電○専務さんや… という人たち60数人。その人たちが楽しめる食事会って… てことを考えながら招待から企画・運営もろもろ。でレクチャーと展示はふつうの?人たちへ。ふつうの人たちが楽しめるものって…てことを考えながら作成からもろもろ。事務局長ということで問い合わせも集中。失礼な記者に時に憤慨(というか冷静にジャブ)。
この数日。ぼくより40歳以上年上の方と動き回りました。世の中を動かすコツを教えてもらったよな気がします。金太郎?を思い出す局面もしばしば。でもね。やっぱ杖立戻るとほっとするんですね。ぼくはやっぱこっちかなって。ちょっとじめじめしてますが。。
近況すこし
June 25, 2006
Posted by: takita

じゅんこさんとこの日記にも書かれましたが、大雨の報道により杖立の旅館はキャンセル続きだそうです。杖立って絵になるんですね。谷間をごうごうと流れる川が。低水敷の駐車場はこの時期よく水に浸かりますが、地元の方々は慣れてるんでなんてこたありません。ほらまるで厳島神社のようでしょ。粋な設えじゃありませんか。少しだけ目をこらさないといけ…
で、最近仕事のこと書いてないですがいろいろやってます。オフレコな案件が多すぎてここにはなかなか書けないですが。とりあえずこれ。

黒川温泉街においしいおいしいケーキ屋「ciel(シエル)」がオープンします。7月くらい。本格ボルシチもおいしいですよ。景色もいいとこです。これは看板のデータです。黒川は看板が黒っぽくないといけないんですね。いけない、というかそういうお約束なんです。これからカッティングシートで文字部分を切り抜いて、内照式の看板制作に入ります。あ、ついでにこれも。色がtriviaっぽいでしょ。なぜなら…略。
ウェブサイトが7月くらいにオープン予定。小国町関連であと2つ近々ウェブサイトがオープンします。
で、これ。日記にも以前書きましたが、久留米にロダンのバルザック像が設置されました。その関連イベントを7月2日〜7月9日に開催します。
---------
◇ ロダンウィーク2006「日仏文化交流レクチャー」
ロダンおよびバルザック像の理解、そして日仏の文化交流を目的として、一般公開レクチャーを開催いたします。
■日時:7月2日(日)、15:30〜17:00(90分)
■テーマ:ロダンの生涯
■講師:小柳由紀子(九州日仏学館 講師)
■会場:ルネッサンスホテル創世 久留米2F(丹頂の間)
■参加数に限りがありますので、事前申し込みが必要です。
こちら:office@ed-project.jp (環境文化プロジェクト会議 / 田北)までお申し込みください。
お問い合わせもこちらに。
◇ ロダンウィーク2006「バルザック像建設記念展」
バルザック像の建設を記念して、ロダンやバルザック像の関連資料、および久留米・バルザック像の建設経緯などを展示いたします。
■日時:7月2日(日)〜7月9日(日)
■会場:久留米市役所内2F「アートスペース」
■共催:三本松・本町通り明るい町づくり推進協議会、久留米市商工会議所、環境文化プロジェクト会議
■協力:久留米市、東京藝術大学、静岡県立美術館、九州日仏学館、NPO法人 純銀アート協会、NPO法人 芸術の森デザイン会議
---------
特にレクチャー、みなさんぜひぜひいらしてください。講師の方は土居研出身の方です(ローカル 笑)。
ロダンウィークと題して、毎年何かしらの日仏文化交流イベントを開催していきます。ぼく個人としては仏の古布を使ったイベントをしたいなぁって。たぶんこれから仏漬けの日々です。(だから仏車に変えたわけではないです)