夜にあみだ杉の館にて。「music for all living things (音楽を生きとし生けるもの全てに向けて)」を活動テーマに掲げるシゲマツさんを中心としたライブパフォーマンス。RYOSAIさんと共演した話を聞いてたり…ってことで楽しみにしてました。何よりも小国に必要なコンセプト。そういう意味で楽しみでした。

ぼくにとっては、カワハラさんの歌声が印象的で。行ってよかったと思いました。
一方で、パフォーマーの表現と「場」のズレをちょっとだけ感じてしまいました。別の言い方をすると、観客の想像力と表現者の創造力に託されたシチュエーションだったように思います。。

例えば観客には靴を脱いで床に座ってもらうとか。間接的には、myコップを持ってきてもらうとか。食事等のメニューにコンセプトとの関連を持たせるとか。そういうちょっとした工夫だけでも幾らか違ったと思う。

少なくとも「非日常」を伝えるパフォーマンスじゃなかったはずで。観客に対して、ある種の非日常性へと誘うちょっとした仕掛けがあると、表現者の伝えたいこと及びイベントのコンセプチュアルな部分はもっと観客の胸に、自然に、響いたように思います。

小国町の、あみだ杉のタテとヨコのメタファーが脳裏を優しくかすめたことは確かな事実。それだけに「場」に居合わせたかったと。同じ表現者として、後ろ髪を引かれる思いで。。