25日と26日の2日間に住民説明会をしました。前年度に引き続き、歩車共存道路整備をすることになっていて。その延長方向を住民投票で決めることにしました。普段やっているラボの会に来たくても来れない人たちがいる。来ない人たちもいる。そんな人たちに向けて、こちらから出向いて説明をしようという企画。(という感じ)
2日間で杖立内の5カ所で説明。ここまでスケールを落としてもやっぱり来れない人たち来ない人たちはいるもの。最初の頃は参加者が多い少ないで一喜一憂しがちでしたが、最近はそういうことを考えなくなってきました。それは別に慣れとかあきらめとかそういうことではなく、生活者としての自分が動くべきフィールドが、実感を伴い理解できてきたということです。こんな感じであと1年くらい続けることで、良いリズムがいろんな人に派生していくような気がしてます。



今日は、「広場をみんなで作ろうプロジェクト」。(という感じ)
みんなで使っているPホール前の駐車場を、みんなの手作業で芝生とレンガを並べて広場にしました。
家の外は、その制度的性格から「個人で使う空間」と「みんなで使う空間」に分かれています。ぼくは「みんなで使うべき空間が、個人で使っているようなキモチで使えるようになればいいな」と考えます。これは杖立だけでなく、他の地域でもそういう空間が、あるいはそういう「見立て」が必要な空間が多いにあるような気がします。発想を変えると「こんな橋、おれだって作れるばい」とフツーの人が思えるような既存の橋を見つけていくと、新たな土木デザインの地平が見えてくるような気がします。言い過ぎました。今回のプロジェクトはランドスケープデザインではなくガーデニング。これからもそんな感覚で風景が拡がっていくと素敵です。



広場づくりと一緒に、長い間使われていなかった空き店舗を掃除しました。ここも?いろんな理由からなかなか掃除できていないところでした。まちなかにある使われていない空間、あるいはあまり愛されていない空間というのは、それなりに理由があります。あたりまえ? えと、その理由をつきつめると地域固有の理由だったりするわけです。空間の利用度および愛着の度合いから、空間にまとわりつく地域特有の記号が見えてくるわけです。記号というのは時間が経過することで重なり合い、新たな意味を帯びてきます。そして、地域の中でそういう記号がいくつかある場合、地域の中でその重要度がある程度共有されてきます。分かりにくいですね。つまり、歴史を知るというのはそういうとこにポイントがあって、かつ地域というスケールで考えると、重要度の高い空間を見つけてその記号をとっぱらう仕組みを考えるアクションが重要で。さらにそのための手段というのは、必ずしもフィジカルに記号をデザインするだけでなく、コミュニケーションに帰結する問題でもあるわけです。分かりやすくならんですね。おわり。



こんな感じになりました。不敵な笑みが…



ついでに、横の広場もみんなで掃除をしました。雑草をガガッとやって池をザザッとやりました。さて、ここはどこでしょう。